桜
桜。桜は花びらだけが桜色なのではない。よく人は花びらだけがあの鮮やかな色であると勘違いをする。実は木の幹の中でも桜色は存在するのだ。 そして、その幹の中には、花びらの色と違い、どっしりとした色をしている。実際、絹や布を染色する時に使うのは幹の色なのだ。 あのゴツゴツとした赤茶色の幹の中には表面では見ることの出来ない美しさが存在するのだ。 これは植物だけに言えることではない。人間性も同じなのではないだろうか。 表面上は美しく、中身が穢らわしい者もいれば、表面上が穢らわしいと思われても、中身は誰も見た事のない美しさが存在するものなのだ。 見方を変えるというものは新しい視線を作るものでもあるのだ。新しい視線を作ることで、意外な友情関係が生まれるのである。
ゆっきー先生
ゆっきー先生
人間と人には違いが存在する。それは人間性の差である。人は知性で行動し、人間は感情で行動する。その差は大きく、関わる人々に影響を与えるのである。