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あるところに、歴代最強と呼ばれた空術師なるものがいた。そのものは、風魔術を使って、空気に干渉するという技を編み出した。これは、魔力が取り柄の魔術師が最強へ至る物語である。 俺の名前は、ラティエル。伯爵様に拾われた平民だ。俺は孤児院生まれで、腹を空かせていたところに、伯爵様に拾ってもらった。どうやら俺は魔力が多いらしい。伯爵様が拾ってくれたこの御恩を返そうと思った。否、思っていた。 「『空気』だと⁉︎そんなゴミのような魔術はいらん!育ててやった恩も忘れて!出ていけ!」 魔術適性を調べたら俺はゴミだったようだ。神官様は、ユニークマジックと言っていたが、伯爵様に追い出された。やばいかもしれない。 「こっからどうすればいいんだよおおおおおお!」 森に男の声が響いたそうだ。
星降夜
星降夜
アプリ版での星降夜です。 多分もう小説あげない。ごめんなさい。