初夏の恋

第二章┊︎|恍惚《こうこつ》の|炎陽《えんよう》  初夏からだいぶ夏めいてきた頃、私は楪の家探しをするため、外に出てきていた。  もともとインドア派なため外に出ることは少ないが、この暑い日に外に出るなんてこと、相当の理由がない限りするはずがない。  だが、私は楪のこととなると異様になんでもやりたくなってきてしまうため、勢いに任せて家を出てきたのだった。  とりあえず、私は楪の家を探している訳だが、それにかんする情報がひとつもない。  ただ、家が反対方向にあるということだけ― 「どうしようかなぁ」  思わずそう呟いてしまった。  でも、本当にわからない。方法としては、表札をひとつひとつ見ていくやり方にしようと思っているのだが、なんとも面倒くさい。
琳寧
琳寧
段落とか分からなすぎてやばいです😵‍💫 誤字脱字あったらごめんなさい🙏 表紙は全部自分で描いてます💪💪