もうひとつの宇宙

もうひとつの宇宙
それはあまりにも突然で珍妙な出来事だった。 「寿命の克服、永久機関の開発、時間移動技術の発展、これ以上ない技術進化を遂げた我々にとってさらなる進化を遂げるには、惑星エリュスティリア外生命体とのコンタクトが必要不可欠だったのです。」 目の前にはなんとも形容し難い、人間とは似ても似つかない生物が椅子に腰掛けている。 「つまり我々が生きるこの宇宙以外にも宇宙は複数存在しており、ひとつの宇宙に存在できる人間の数には限りがあると?」 「より正しく言い換えましたら、ひとつの宇宙に存在できる一定以上の知能を持つ知的生命体の数には限りがある。それが我々エリュスティリア人による研究結果です。」
てんてこマイスター