ロボット　22

　今回はある国について書こうと思う。この国は侵攻を最初に受けたという意味で完全に被害者である。しかしいまでは戦争は激化し、この国が反撃を加えるまでになっている。人間の感情的にいえば、この国に味方したくなるであろう。ストーリーでいえば、この国が勝つのが心地いいであろう。しかしこれは現実に起きていることなのだ。冷静になって考えてほしい。いかなる目的があろうとも攻撃を加えるという行為は許されない。もし何か起こるとすれば外交によって解決しなければならない。理想論に聞こえるかもしれない。しかし、恐怖による行動はすべてよくない結果になるといっていい。 　しかしこれは当事者ではないからいえることであるのはそうである。しかし当事者はもはや正常な思考ができないといえるのではないか。何度もいうが人間の特権である感情による判断は危険な遊びなのである。だからこそ冷静になってほしいのである。これはお話ではないのだ。私たちの判断、行動によって必ず状況は変えられるのである。この声は届くだろうか。彼らの耳が感情の嵐の中で聞こえなくなっていなければいいのだが。