水色のピアス。

水色のピアス。
僕は夏が好きだ。 ついこの間好きになった。 暖かい日差しと突き刺さる日光が程よい具合に交わりあって、柔らかい空気になる。 そういえば君の誕生日、真夏の八月だったっけ。 ふと顔を上げると、いつものように君が笑っていた。相変わらず寝顔を見られることには慣れない。 生ぬるい水道水を顔に浴びせて、うがいをした後、君の作った朝ごはんを食べる。 今日の献立は、スクランブルエッグ、バターの着いたパン、ベーコン。おまけにブラックのコーヒー。 窓の外には大きな入道雲が思いっきり伸びをしていた。 僕は夏は好きだが、どっちかと言うと冬の方が好きだ。
アップル🍎
アップル🍎
学生です。絵を描くことと小説を書くことが好きです。誤字脱字は見逃してください。